NEW YORK、たまに行くならこんな店-- very expensive version
ニューヨークに行ったらどこに行けば良い?と良く聞かれます。予算と運があれば是非行って頂きたいのがアメリカ随一のスターシェフ、Thomas Kellerのニューヨーク一号店、Per Se。ここは予算的にもニューヨークでもトップを争う高級店な上に、予約を取るのが至難の業。2ヶ月前の予約開始日に連絡しても予約が取れない事が殆どです。
Thomas Kellerとは、ワインと美食の地、カリフォルニア、ナパバレーの名店French Laundryでの功績でその名を世に知らしめ、ディズニー映画Ratatouille(邦題:レミーの美味しいレストラン)に於いて料理監修をした実績も!
Per Seが位置するのはニューヨークの代名詞:セントラルパークを見下ろすTime Warner Center 4階。壁一面の大きな窓からは美しいパークビューを見下ろし、それだけで映画のワンシーンの様。ダイニングルームは上質で上品で柔らかいインテリア。フレンドリー、且つ品のあるサービススタッフ達が出迎えてくれます。コースはChef's Tasting MenuとTasting of Vegetablesの2種類で各9品/$295。途中でトリュフやフォアグラのオプションを加えると+αですので、ワイン込みで予算は二人で軽く$1000以上と NYでもピカイチの超高級店!
まずはアミューズが2種類出され,コースの最初の一皿目は"Oysters and Pearls"。絶妙にポーチされたオイスターにタピオカ入りのサバイヨンソースが掛けられ、その上に最上のベルーガキャビアがこんもりと盛られていたこの逸品。聞いただけだととても奇抜な料理を想像されてしまうと思いますが、ところが、これが100年も前から定番だったかの様な見事なマッチング。
その後は鍵の掛かった大きな箱から取り出したトリュフを惜しげも無く削ってのせてくれたポレンタ...
絶妙なトマトスープの中に 落とされた、表面をカリカリと香ばしく焼いたオヒョウ。表面がカリカリ、中がジューシーにポワレされたフォアグラ。
最後にお腹が一杯でもどんどんと食べ進めてしまえたココナッツのタルト(の様なもの)。
振り返っても料理のディテイルをはっきりと思い出す事が出来る程、強烈にインパクトのある9コースでした。周りのゲストはいかにもマンハッタンのリッチリストに入っている人たち。。ともすれば石油王?? ここでは他の高級店とはちょっと違ったhuman watchingもお楽しみ頂けます。ご予算が......とおっしゃる方は、同ビル3階には彼の経営するペイストリーショップ、Bouchon Bakeryを是非ともお試し下さい!
per se http://www.perseny.com/
Bouchon Bakery http://www.bouchonbakery.com/